新ポイントはこうして生まれる! はやのログ

早野嘉洋

はいさい早野です!

突然ですがクイズ『あなたは船長になれるか!?』

 

Q.青い空。凪いだ海。照り返す海面。今あなたはJUMP号船長として、いつものようにドリフトでブン流している三浦チームを追いかけています。しかし今日は大潮!容赦なく流れるので少しでも目を離すと完全に見失ってしまいます。さぁピックアップに備えてダイバーを探しましょう!ダイバーはどこだ!!

 

チッチッチッチッチッ⏰

 

 

はい!タイムアップで~す!

 

答えは、

 

『太陽の方を向いてたら海面照り返してダイバーの泡もフロートも判んないから、さっさと太陽に背を向けた位置に移動して探す』でした~。

 

 

私がまっすぐな問題を出すと思ったら大間違いダ!

画面にかじりついちゃった皆様、スマホやPCの画面からはしっかりと距離を取ってご覧下さいね~ww

アイタっ!物を投げないで💦

 

 

さてさて、最近はもっぱら調査ダイブ&ポイント開拓に励んでおりました。

慶良間でダイビングが盛んになってから長いですが、驚くことに、だれも潜った事のない手つかずの場所や忘れ去られた場所というのがたくさんあるのです。

今回は、気になっていたけど入れなかった場所を潜り倒し、まだ知られていないダイビングサイトを発見しよう!と、慶良間の海に駆け出したのでした。

長い脚がムカツk———

 

これは何をやっているかというと、グーグルアースやら海図やらGPSやら、ハイテクからアナログまで駆使して、ここは気になる!と思える水中の地形を探しているのです。

むやみやたらに入っても、この広い慶良間諸島。空振りはなるべく避けたい!

狙うは急激に深くなる岩場!

今はグーグルアースのおかげで衛星写真が見られますので、水中の地形が分かりやすくてありがたいことです。

雰囲気が良さげな場所を見つけたら、いざ潜行!

 

 

 

ふむふむ。この辺は浅くて集合しやすいな。

 

ほうほう。

一気に水深が深くなった先は砂地とな。

 

むむむ!?

深場の砂地に打ち捨てられたアンカー発見!

水中の人工物ってワクワクしますね。

 

 

うーむ、このオーバーハングはウミウシが好む岩質。近くにはハナゴンべとハナゴイの群れ。ということはスミレヤッコも探せばいそうですな。

 

これは何をやっているかというと、地形、方角、水深、流れ、生物、地質を調べているのです。

水中の雰囲気を見て、ここは使える!ダイビングが安全に楽しめる!と思ったらデータを地図に起こします。

そしてざっくり出来ました地図がこちらでございます!

 

 

今回はワタクシも船長の合間に少しだけ潜って調査しましたが、なかなかよさげ!

ポイントとして採用の方向です。こうやってポイントは出来ていくんですよ~。

 

 

 

お客さんを案内するのがいまから楽しみですな~。不明エリアも多いから、もうちょいデータ取って、早く使えるように仕上げたいですね~ハフハフ。🐙

その夜お疲れ様のタコ焼きパーティーを開きながら、阿嘉島の生き字引、ヒデさんに『鵜瀬』の読み方と由来を聞いてみたらですね。

 

 

『あ~、ここはウサセって言ったかな~。鵜瀬ってのは当て字だからその字自体には意味はなくてな~。昔この辺でサバニ(沖縄伝統の木造漁船)がひっくり返ってな~。それをウチナーグチで「ウサ」って言ってな~。そこからウサセっていうようになったんだっけかな~』🍺ぐびぐび。

 

 

……え?船がひっくり返って??そういやアンカー落ちてたし???なんか縁起がよろしくn———

 

 

山本さんタコ焼き200個追加!その辺は食って忘れよう!

早野でしたハフハフ!

↓超高速調理中

 

 

※実際のところ、港から5分かからない上に、流れにくくて魚も結構いる面白そうな地形のポイントでした。北風に強い場所にあることから、まず今どきの船はひっくり返りませんのでご安心を!恐らく大昔に梅雨明けの強風にあおられて船がコケたんでしょうな~💦

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